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【2021年版】ブリーダーズカップフィリー&メアターフ出走馬紹介

11月7日(日)のブリーダーズカップへ向かうラヴズオンリーユーが日本での最終追切を終えました。矢作調教師曰く「思っていた以上に順調」だそうです。

news.yahoo.co.jp

現時点でブリーダーズカップターフ(BCターフ)とブリーダーズカップフィリー&メアターフ(以下BCF&Mターフ)の両睨み。個人的には「より勝機を感じるBCF&Mターフでの走りが見てみたい」というのが本音です。

※11月3日追記※

ラヴズオンリーユーはフィリー&メアターフへ出走決定!!

ラヴズオンリーユーの前走である札幌記念をみて「激闘の相手ソダシが大敗したからなぁ……」と思う人も知るかもしれません。しかし見限るのはあまりにも早い。全兄のリアルスティールドバイターフを勝利し、当馬も今年海外GⅠ1勝3着1回と成熟期真っ只中。この実績であれば、今年出走予定の馬を見ても引けを取りません

さらにBCF&Mターフ米国芝中距離路線のトップを決める戦い。日本での知名度こそ低いですが、世界中が注目するスーパーレースと言えます。このページではBCF&Mターフについて、レース情報から今年の出走馬について解説させていただきます。

※出走時間・開催スケジュールはコチラ

kntroool.hatenablog.com

<< 目次 >>

BCF&Mターフはどんなレース?

米国牝馬芝中距離路線の頂点を決める戦い

レース名の「フィリー&メア」というのは、フィリー(Filly)が若い牝馬、メア(Mare)が成熟した牝馬を意味します。つまり、牝馬限定のブリーダーズカップターフということです。

ブリーダーズカップは2007年に番組が大きく改変され、GⅠレースの量が増やされましたが、それ以前の1999年より行われており、今年で24回目の開催となります。

BCF&Mターフは距離11ハロン(約2200m)で行われます。ただ、ブリーダーズカップは毎年異なる競馬場で開催されるため、これまでベルモント・サンタニア・アーリントンでは10ハロン(約2000m)、キーンランドでは9.5ハロンと、競馬場に合わせ同じレースでも年ごとに距離が変化することがあります。今年はデルマー競馬場で開催のため正式の距離11ハロン(2200m)での開催となります。

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デルマー競馬場(引用:GRAND COLONIAL 公式HP)

過去23回のBCF&Mターフには計3頭の日本馬の出走しています。2000年マルターズスパーブ(13着)から始まり、2010年にはレッドディザイア(4着)、記憶に新しい2016年ヌーヴォレコルト(11着)は武豊騎手鞍上で出走し日本でも注目を集めました。

しかし、記載の通り未だ勝利した日本馬はいません。BCF&Mターフだけでなく、ブリーダーズカップ全体においても勝利した日本馬はいませんので、今年は何としても勝利を狙いたいですね。

近年は世界中から有力馬が参戦

ブリーダーズカップは、下降気味だった競馬人気に活気をもたせるため、1984年に創設され、当時から破格に高い賞金が注目を集めました。

しかし、その賞金は「資金を出したオーナーが所有する種牡馬の産駒のみに出走権を与える」という条件で、アメリカ国内で繋養されている種牡馬の所有者による負担で成立しており、条件外の馬が出走するには別途高額の登録料を要するため、海外からの出走馬が集まりにくい問題がありました。

そんな問題を抱えていたブリーダーズカップですが、2011年に規定が大幅に変更・緩和され、現在では有力海外馬の参戦も多くみられます。まさに名実ともに「世界最高クラスの競馬開催」といって良いでしょう。

世界的名牝ウィジャボード(Ouija Board

ここ数年のBCF&Mターフでは海外馬の優勝が多くみられています。近5年で米国馬の勝利はたった1勝。欧州馬が4勝と、やはり芝では米国馬よりも欧州馬の能力の高さが際立っています。

歴代の優勝馬の中で最も有名な馬はウィジャボード(Quijua Board)でしょう。

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ウィジャボード (引用:JRAVAN-Ver.World より)

イギリスとアイルランド、2つのオークスを制覇した3歳時に1勝。そして2年後の5歳時に2度目の制覇を果たし、歴代唯一のBCF&Mターフを2勝した馬です。

この馬は2004年・2006年にカルティエ賞(欧州の年度代表馬)に選出されており、その他、英GⅠのプリンスオブウェールズSナッソーS香港ヴァーズも制覇。合計GⅠ7勝と「世界的名牝」と称されています。

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BCフィリー&メアターフ2021の注目馬

続いて、今年行われるBCF&Mターフの登録馬をみてみましょう。

登録馬一覧

馬名       トレーナー

War Like Goddess  W. Mott

Going To Vegas   R. Baltas       

Blowout      C. Brown       

Going Global         P. D'Amato

Reina De Mollendo     L. Olivares

Queen Supreme          A. Balding

Dogtag                        R. Mandella           

My Sister Nat              C. Brown

Pocket Square             C. Brown

Luck                             R. Baltas       

Thundering Nights      J. O'Brien

Audarya                       J. Fanshawe

Acanella                       G. Lyons

La Petite Coco             P. Twomey

Loves Only You            Y. Yahagi

Love                             A. O'Brien

Ocean Road                 H. Palmer           

Teona                           R. Varian

Rougir                          C. Rossi       

(参照:HORSE RACING NATION

ラブとスノーフォールは回避の可能性も高い

上記には、馴染みのある名前もあれば、そうでない名前も多かったのではないでしょうか?さっそく注目馬を何頭かご紹介します。

まず、登録馬の中で注目せざる負えない2頭がいます。スノーフォール(SnowFall・3牝)ラブ(Love・4牝)です。

スノーフォールは今年もっとも話題を呼んだサラブレッドといっても過言ではありません。

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スノーフォール(引用:JRAVAN-Ver.World より)

日本でも有名なA・オブライエンが管理しており、さらにディープインパクト産駒の競走馬。今年に入ってからの活躍は目覚ましく、稍重英オークスからはじまり、愛オークス、ヨークシャオークスとGⅠ3連勝。注目すべきはその着差で、各レース16馬身、8 1/2馬身、4馬身の圧勝劇でした。

 

同じくA・オブライエン厩舎のラブは、スノーフォールの1年先輩にあたります。2020年に日本では桜花賞にあたる1000ギニーを勝利した後、英オークス、ヨークシャオークスを制覇。さらにプリンスオブウェールズSでGⅠ4連勝をきめ、2021年のカルティエ賞最優秀3歳牝馬に選出されました。

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ラブ(引用:JRAVAN-Ver.World より)

このように出走となった際は上位1・2人気間違いない存在といって良いでしょう。しかし、幸か不幸か、この2頭の現況は芳しくありません。

というのも、スノーフォールは秋に入りヴェルメイユ賞で敗戦すると、凱旋門賞では6着に完敗。圧倒的人気に推された英チャンピオンズフィリーズ&メアステークスでも3着に敗れ、疲労が懸念され回避が濃厚とも言われています。

ラブに関しても、今年緒戦のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSから、インターナショナルSブランドフォードステークスと3戦連敗。さらに出走予定だった凱旋門を熱発で回避しており、明らかに昨年ほどの勢いはうかがえません。

また、両馬はブリーダーズカップターフにも登録しており、BCF&Mターフへの出走が決まっているわけではありません。

現地最有力馬ウォーライクゴッデス(War Like Goddess)

では、現地米国馬はどうでしょうか。米国勢最有力と言われているのが、ウォーライクゴッデス(War Like Goddess・4牝)です。

現在4歳馬ですが、デビューが3歳秋と遅いためキャリアは7戦。しかし、成績は7戦6勝とかなりの好成績です。前走G1フラワーボウルS(芝11F)では、危なげのないレースぶりで2.1/4馬身差の快勝。G1初制覇を果たしました。最後の直線での末脚を武器にしている馬で米国牝馬芝路線の有力馬です。

ただ、海外での実績は皆無の上、サラトガチャーチルダウンが主な活躍の場であり、デルマー競馬場でのレースは未経験。そういった点では、本番での走りが予測できないミステリアスな存在です。

(動画:2021年 フラワーボールステークス)

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その他にも強敵は多い

その他の馬も簡単にご紹介します。

まずは前回王者のアウダーリャ(Audarya・5牝)です。昨年9番人気でありながらBCF&Mターフを制しました。

本来であれば最有力でもおかしくない存在ですが、今年初戦でプリンスオブウェールズに出走し2着と好走後は、ナッソーS4着、オペラ賞5着と結果がイマイチついてきていません。

しかしこの2戦は馬場状態が悪く、そういった意味でも良馬場開催になれば今年もチャンスは十分にあります。昨年とはコース距離が異なりますが、はなしてどうなるのでしょうか。

(動画:2020年BCF&Mターフ)

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続いてはティオーナ(Teona・3牝)です。この馬は最近調子を上げてきている注目馬。春の時点では目立たない存在でありながら、秋にヴェルメイユ賞を制覇。英オークスでは完敗だったスノーフォールの連勝をとめました。

凱旋門賞は不良馬場のため回避をしており、その後、複数レースに登録していましたが、本命はこのレースとみられており、虎視眈々とGⅠ連勝を狙っています。

今年の欧州競馬では3歳馬の勢いが凄いです。米国のブリーダーズカップでもその勢いがみられるのかが注目です。

(動画:2021年ヴェルメイユ賞)

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最後に現地米国より1頭。ゴーイングトゥベガス(Going To Vegas・4牝)です。

2020年はアメリカンオークスでの2着を含め善戦どまりが多かったものの、古馬になり磨きがかかり、2021年にはいって6戦4勝。現在3連勝中です。前走では、サラトガ競馬場で行われたロデオドライブステークスでGⅠ初勝利と勢いに乗っています。

(動画:2021年ロデオドライブステークス)

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ラヴズオンリーユーは勝てるか?

ラヴズオンリーユーの勝率は?

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ラヴズオンリーユー(引用:JRAVAN-Ver.World より)

上記のように世界中の有力馬が集まるBCF&Mターフですが、ラヴズオンリーユーが出走したら勝利することは可能でしょうか?

答えを知りたい方には申し訳ないですが、私にはYesともNoとも断言できません。どんなに有力馬でも敗因不明の大敗をするのが競馬です。

しかし有力馬であることには間違いないでしょう。

ラヴズオンリーユーは今年ドバイシーマクラシックに出走し3着に好走。ミシュリフ(1着)とクロノジェネシス(2着)に離されていない走りを観れば、国際的にも能力は上位と考えられます。

(動画:2021年ドバイシーマクラシック)

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海外ブックメーカーbet365のオッズ

海外のブックメーカーでは1年前から馬券発売が行われているものもあり、もちろんBCF&Mターフの馬券も発売されています。海外大手ブックメーカーbet365でのオッズをみれば国内外でのラヴズオンリーユーの評価の高さが窺えます。

現時点でラブズオンリーユーは7倍で5番人気。ラブとウォーライクゴッデスが5倍と人気を分け合っている形です。

ラヴズオンリーユーは国際レースでの好走が評価されていると考えられます。つまり、過去の出走馬と比べても、かなりラヴズオンリーユーは期待できると言って良いのではないでしょうか。

リンク:bet365 公式HP( https://www.bet365.com/?affiliate=365_01015170#/AC/B2/C172/D102/E60953510/F2/P13/ )

 
JRAでは3レースのみ発売! 

対象となるのはターフ・フィリー&メアターフ・マイルの3レースです。 

そのためラヴズオンリーユーとヴァンギャルド以外の日本馬が出走するレースで、馬券を購入することが出来ません。 

海外レースのためインターネット投票のみで購入可能となります。 
海外ブックメーカーは他レースも対応! 

海外ブックメーカーのサイトに直接アクセスすれば、他レースでの勝ち馬投票券の購入も可能です! 

別途、登録などが必要となりますが、これだけ多くの日本馬が参戦するブリーダーズカップは珍しいです。競馬好きならぜひ購入をお薦めします! 

オススメ ブックメーカーサイト 

・bet365  

2001年創業と若い企業ですが世界中のビックレースからマイナーなレースまで、数多くの顧客を抱えたTHE ブックメーカー といったサイトです。JRA にはない券種などもありますので、「海外のブックメーカーとはなんぞや!?」という方はぜひ! 

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・ウィリアムヒル

イギリスの大手上場企業で初めての方にはおススメ。通貨が異なると手数料など色々と不安も多いですが、日本語サポートなどのサービスも充実しており安心感 №1 のサイトです。 

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sports.williamhill.com

グリーンCHで生中継が決定!

日本時間11月7日(日) 05 : 30 ~ 09 : 00

グリーンチャンネルにて無料生中継が決まりました。(要登録)

ただ、放送時間が限られているため、放送されるのは以下の5レースのみです。

ブリーダーズカップ フィリー&メアターフ ※ラヴズオンリーユー出走予定

ブリーダーズカップ スプリント ※マテラスカイ出走予定

ブリーダーズカップ マイル ※ヴァンギャルド出走予定

ブリーダーズカップ ディスタフ ※マルシュロレーヌ出走予定

ブリーダーズカップ ターフ

※有料 RTN なら全レース視聴可能 

グリーンチャンネルで放送外のレースを視聴したい場合、ネットで外国サイトへアクセスすることがお勧めです。

グリーンチャンネルと同様に競馬中継をする放送局は多くありますが、一番のおすすめが、RTN(Racetrack Television Network)です。

有料ですが、会員になればブリーダーズカップ含めデルマー競馬場で当日行われる全てのレースを視聴できます。

サブスクリプションで様々なコースがありますが、デルマー競馬場が所属する CAL RACING のみの視聴コースであれば月額5ドルで加入可能です!

⇩今すぐ視聴したい方 コチラから⇩

www.rtn.tv

まとめ

最後に記載した内容を箇条書きでまとめました。

  • BCF&Mは米国牝馬芝中距離路線の頂上決戦
  • ラブやスノーフォールは出走回避の可能性も高い
  • 現地馬ウォーライクゴッデスの強さは未知数
  • アウダーリャ・ティオーナ・ゴーイングベガスと注目馬多数
  • ラヴズオンリーユーは現在5人気で勝機は十分
  • 日本では3レースのみ馬券発売
  • グリーンCHで無料生中継

日本からだと無料で生観戦する手段がないのが歯がゆいですが、日本競馬の悲願を願い頑張って応援しましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございました。また次回パカラポニでお会いしましょう!